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ついに、パールマン [観ル・聴ク・読ム]

10月16日、東京から直行でシンフォニーホールへ。待ちに望んだパールマンのリサイタルに行ってきました。
なんたって、前回の来日の時は直前に中止になっちゃったんだもん……パールマンも65歳というお歳。この後、生で演奏を聴く機会がどれくらいあるか。

パールマンは電動の車椅子に乗って現れました。
車椅子と言っても一般的な脇に大きな両輪が付いたタイプではなく、演奏するのに支障がないように設計された、運転する時と演奏時とで座椅子の向きが変わるタイプの車椅子です。
彼は幼少の頃小児麻痺にかかり、脚が不自由となったとのことです。

以前は、コンサートの時、両手は松葉杖をついて、楽器はピアノ伴奏者が持って舞台に現れていたそうです。登場時の様子は弱々しく、でもいざ演奏を始めると活き活きとした演奏で、そのギャップに驚かされた……と。
でも、今回は電動の車椅子のスピードもけっこう早くて、颯爽と現れて、颯爽と去っていくといった感じでした。
そして演奏は、年齢を感じさせない力強い演奏で、とても美しい音色でした。

プログラムは、
Ⅰ.モーツアルト/ヴァイオリン・ソナタ第32番へ長調K.376
Ⅱ.ベートーベン/ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調作品47『クロイチェル』
Ⅲ.ブラームス/『F.A.Eソナタ』のためのスケルツォハ短調Wo02
Ⅳ.シューマン/ヴァイオリンとピアノのための幻想小曲集作品73
Ⅴ.ヴァイオリン名曲集
ピアノ:ロハン・デ・シルヴァ

やっぱり一番楽しみにしていたのは『クロイチェル』。
今私のIpodの中に入っている『クロイチェル』と『スプリング』は彼の演奏が入っていて、しょっちゅう聴いています。
この日も、東京から帰る新幹線の中で聴いたばかり。
なので、実際にリサイタルでの彼の演奏を聴いたとき、ちょっと音程が?と思うところが何箇所かありました。
私の勝手な聞き間違いかもしれないけど……

それでも第2楽章の高音のフラジオレットで終わるフレーズなんかは、ほんとに美しい音色で、聴衆が息を呑むのがわかるほど。
第3楽章も、彼はすごく楽しそうに弾いてました。
席が後ろの方だったので表情は見えにくかったけど、聴衆に微笑みかけながら弾いているようでした。

ヴァイオリン名曲集は、当日ステージ上で発表とのことでした。というよりも、何曲かの楽譜を用意してあって、その中から即興で決めていたようです。
ピアニストさんも、スゴイ。パールマンが即興で選んだ曲なのに、ヴァイオリンとピアノがバッチリと息が合っていて。
6曲ほど演奏した中には、映画音楽あり、みんなが知っている現代アメリカの曲ありとバラエティに富んだものでした。
レパートリーが多いというのは、60年近くヴァイオリンを弾き続けているという強みでもあるんですね。

アンコールも、名曲集と同じように即興で。
なので、演奏会のあといつものようにロビーで、ボードに書かれたアンコールの曲目をお目当てにみんな集まっているんだけど、この日はなかなか曲目が披露されませんでした。
たぶん、名曲集も含めた曲目が発表されるはずなんだけど、即興だったのと曲数が多かったので、確認に手間取っていたんじゃないかな。

それにしてもパールマンの演奏、ほんとに素晴らしかったです。

次回の演奏会は、11月の神尾真由子さんのリサイタルです。真由子さんのベートーベンのスプリング、むちゃくちゃ楽しみ。







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