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2017年 十二月大歌舞伎すごかった! [歌舞伎!!]

12/23と24、世間はクリスマスイブですが、私は歌舞伎三昧。
今、私はものすごい充実感に包まれてます。
何という贅沢な時間を過ごすことが出来たものかと。。。

この日の富士山は・・・
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全景がばっちり!でも冠雪が少ないですね~

以前行った銀座カリー堂のカレーが食べたくなったので、歌舞伎座の前に銀座へ。
ビーフカレー、美味しい(^^♪
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歌舞伎座は大入り[るんるん]
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十二月大歌舞伎は三部制で、第二部は15時開演。今回の歌舞伎座は市川中車、片岡愛之助、尾上松緑、坂東玉三郎・・・この4名が主役を張られるのでとても楽しみにしていました。それに役者さんだけでなく、今回は歌舞伎の演目の中で一番見たいと思っていた演目が掛かるので、非常に楽しみ。
それは、梯子を使った大立ち回りで有名な『蘭平物狂』。音羽屋の四代目尾上松緑が演じます。YouTubeで初代尾上辰之助の蘭平物狂を観たんですが、スケールの大きい大立ち廻りに圧倒され、是非本物の舞台をこの目で観たいと思っていました。

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第二部の一番目の演目は、中車と愛之助の『らくだ』。上方落語の名作を歌舞伎にした上方世話物です。中車演じる気の弱い紙屑屋久六と愛之助演じるやたけた(遊び人)の熊五郎の、死体を巡っての掛け合いが面白いお話です。
これが、お腹を抱えて笑えるほどとても面白い演目でした。二人の掛け合いが面白いだけでなく、なんと言っても『死体』がいい味を出してまして。この『死体』を演じるのは片岡亀蔵。物語の前半はひたすら死体役として、全く動かずに舞台上に横たわったまま。ところが物語の後半、彼はものすごい活躍をします。一言も喋らないのに、観客の心を鷲掴み。
今まで観た歌舞伎の演目の中で、一番笑いました。

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二番目の演目は、お待ちかねの『倭仮名在原系図 蘭平物狂』。四代目尾上松緑演じる奴蘭平実は伴義雄の迫力満点の大立ち廻りが有名な演目です。
追われる蘭平と捕手のアクロバティックな立ち廻りは20分以上もの緊迫した長丁場で、目が離せません。そして見せ場は5メートルほどもある大梯子を花道に立て掛け、捕手の一人が一番上まで駆け上り、その後を蘭平が追いかけての梯子の上での立ち廻り。討たれた捕手はそのまま梯子のてっぺんから逆さまに落ちていく・・・しかもこの大梯子を支えるのはわずか4、5本の熊手のようなつっかえ棒だけなのです。
その後の蘭平が梯子に乗ったまま上下一回転するところもスゴイです。
それから、20人ほどの捕手がいっせいにとんぼを返る場面も圧巻。五人飛びとか、屋根の上からとんぼを返りながら落ちる所とか。『わぁ~!』『おぉ~!』を連発してました。若手役者さんたちの身の軽さに惚れ惚れします。そういえば、8月に中日劇場に海老蔵さんの座頭市を観に行った時にロビーを徘徊(^^;していた『亀』さんこと市川新八さんも捕手として出ておられたようですね。

実は第二部の席は2列目をGET出来たので、かなりの至近距離で大立ち廻りを観ることが出来たんですが、蘭平の出で立ちは着物の裾をたくし上げた奴の衣装。お御足がばっちり見えるのです。尾上松緑のインタビューで、この蘭平を演じるのは年齢的に最後かもしれないと語っておられるほどに、この『蘭平物狂』は強靭な体力が必要な演目。この演目のために体力づくりをしっかりされているようですが、お御足のケアもされているとのこと。均整の取れた美しいお御足でした。
この大立ち廻りを間近で観られたのには本当に大興奮で、感激過ぎて涙が出たほど。
とにかく凄かったんですが、大立ち廻りだけでなく、親子の情を描いたお話でもあるので、そちらでもほろりとさせられました。蘭平の息子も物語の重要な登場人物なんですが、この役を演じるのは四代目尾上松緑の本当の息子さんである尾上左近ちゃん。まだ小学生ですが、一生懸命に演じてましたね~
お話自体は実は○○…という設定が多くて、誰が味方か敵かが分からないややこしいお話でしたが、よく分からなくても大立ち廻りや様式美がスゴイので充分楽しめました。

第二部の二つの演目に片岡愛之助が出ていたので・・・奥様の藤原紀香さんもいらしてました。幕間に3階に移動中、控えめな感じだけどものすごくオーラのある綺麗な人がいるなぁ~と思ってみたら、紀香さんでした。美しすぎる!! エスカレーターのところで皆さんにご挨拶されていました。
この日の夜、EテレのSWITCHインタビュー達人たちに愛之助さんが出ておられましたね。半沢直樹に出ていた強烈なおねえキャラで愛之助さんという方を初めて知ったのでちょっと偏見がありましたが、実は愛之助さんは一般家庭の出身でありながら見事な歌舞伎役者さんだなぁ~と、今回の舞台を観て改めてファンになりました。

第三部は、市川中車と坂東玉三郎が主役。
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一つ目の演目は『瞼の母』。舞台や映画でも上演される股旅物の名作です。中車演じる忠太郎と生き別れになっていた母おはまの対面の場が見せ場です。おはまを演じるのは坂東玉三郎。中車さん、実体験でも親との生き別れを経験されています。お父様の猿翁さんと幼い頃に別れて以来疎遠だったところ、忠太郎とおはまの対面のごとく切ない対面を経験されたそうです。そしてその結果として歌舞伎の世界に身を置くことになられました。そういう経験をお持ちなので、それはそれはほんとうに切ない忠太郎を表現されています。
以前にも書きましたが、中車さんは香川照之さんとしての実力は周知の如くスゴイですが、歌舞伎役者さんとしても、こういう世話物はとても観客を惹きつける素晴らしい歌舞伎役者さんだと思います。
話は脱線しますが、中車さん、何度も言いますが、『昆虫すごいぜ!』のカマキリ先生。お正月元旦1月1日朝9時より、Eテレで『昆虫すごいぜ!』の初の海外編がOAされました。その前の大晦日には、これまでの『昆虫すごいぜ!』がいっきに再放送!歌舞伎に興味がある方もない方も、俳優香川照之ってどうよ??と思っている方も、是非観てほしいデス。見逃した方もEテレのサイトで動画を見ることが出来ますヨ。
・・・ムム[あせあせ(飛び散る汗)] いつの間にか、『昆虫すごいぜ!』の番宣になってしまっている・・・
とにもかくにも「昆虫すごいぜ!」の香川さんもすごいけど、まったく別人にしか思えない市川中車さんの演技、初めて歌舞伎界に挑んでから間がないにもかかわらず、どんどんすごくなっている…という印象です。

玉三郎も、どうみても女性にしか見えない!!

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二つ目の演目は『楊貴妃』。夢枕獏が玉三郎のために書き下ろした舞踊の作品で、玉三郎の、玉三郎による、玉三郎のための作品です。
御歳65歳を過ぎたとはとても思えない美しさ[ぴかぴか(新しい)] 本物の楊貴妃と比べても甲乙付け難いんだろうな~

お泊りは歌舞伎座から歩いて5分の京急EXイン。シングルルームでも広いし、バスタブも広い。アメニティや備品も整っているしキレイ。何よりも安い!!なんとこの立地で1万円。。。ってすごくないですか? とても気に入ったので、1月2月に歌舞伎座に行く時も、こちらのお宿を予約しました。
晩ご飯は歌舞伎座で買ったお弁当。幕間に食べるのはせわしないので、ホテルに帰ってから食べました。
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美味しかった~[るんるん]
こちらのホテル、築地へもすぐなので、次回の朝ごはんは築地にしようっと。
翌朝は10時半までお宿でゆっくりしてから歌舞伎座へ。この余裕な感じがすごくイイです。

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第一部の一つ目の演目は『源平布引滝 実盛物語』元源氏方の武将だった武将実盛が、今は平家の武将でありながら源氏の味方をするお話ですが、物語の登場人物すべてが忠義心や親子愛を切なく表現していて、本当に悲しいお話でした。
愛之助演じる実盛が、忠義のために小万という女性の腕を切り落とした時のことを小万の両親と子供に物語る場面が見せ場の一つ。
そしてもう一人の平家の武将瀬尾十郎兼氏、源氏の跡継ぎを亡き者にしようとしていた敵役だったところ・・・死んでいった小万が実は自分の娘であったことを知り、小万の忘れ形見である孫に手柄を立てさせるために自ら孫に討たれる…という壮絶な最期を遂げます。この場面が悲しすぎて、泣いてしまいました。この悲しすぎる最期を遂げる瀬尾十郎兼氏、このあと『らくだ』では死体になります・・・(^^; 片岡亀蔵さん、やってくれますね~

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二つ目の演目は『土蜘』。こちらも音羽屋のお家芸の一つで四代目尾上松緑の当たり役、千筋の糸が繰り出される立ち廻りが有名な演目です。
この演目もかなりハードな立ち廻りで、松緑さん、この後に『蘭平物狂』もこなすなんて、ほんとにタフですね~
『土蜘』は松羽目物と言われる演目で、舞台に居並ぶ長唄囃子連中が物語の場面を語っていくという演目。背景のセットは建物の中とか外の景色とかには変わらず、松の描かれた幕の前で登場人物が演じます。長唄で場面や時を説明しているんですが、見た目がずっと変わらないので・・・前半はかなり眠ってしまいました(^^;
でも後半は、蜘蛛の精となった松緑さんの不気味な演技と立ち廻りに目が釘付けに。畜生口の見得が見どころでもあります。
ちなみに、蜘蛛の糸は綺麗に大きく広がるように工夫されていて、1年も前から音羽屋のお弟子さんたちが準備しているそうです。

今回、第二部は1階2列目25番、第三部は1階6列目28番、第一部は4列目17番という前方席で観ることが出来ました。
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2列目で観る大立ち廻りは迫力がありましたが、2列目は花道が見えにくいことが判明。花道で見得を切る位置がちょうど2列目あたりで真横から見ることになるので、人の頭で見えにくかったです。
4列目17番辺りは花道にも近く、舞台からの距離も近くちょうどいい感じの席でした。

1月は久しぶりに海老蔵の舞台を観に行きます! 新橋演舞場で市川海老蔵、中村獅童、市川右團次がそれぞれ主役を務める舞台です。海老蔵さんの『にらみ』の口上があるそうです。そして私を歌舞伎の世界に誘ってくれた獅童さんの歌舞伎を初めて観ることが出来ます。右團次さんは10月と11月はワンピース、合間をぬって陸王、そして1月も舞台で大忙しですね~
新橋演舞場での三部と、歌舞伎座の昼の部も行きますヨ。高麗屋さんの三代同時襲名披露公演なので、是非行きたいと。市川猿之助の復帰舞台でもあります。菅原伝授手習鑑『寺子屋』はテレビで観たことがありますが、こちらもとても悲しいお話ですよね。

2月は海老蔵さんの6ヶ月ぶりの歌舞伎座の舞台。高麗屋さんの襲名披露公演第2弾ですが、歌舞伎の十八番『暫』を海老蔵さんがやるそうなので、こちらも是非見たい!
次から次へと観たい役者さんや演目が出てくるので、ほんとに毎月東京に通うことに・・・
出費、ものすごい勢いで・・・(;’∀’) 東京に転勤したい。。。

しつこいようですが、こちらは帰りの新幹線から見た富士山。
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行きも帰りも、見事な富士山でした。 良いことありそう[るんるん]
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