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歌舞伎役者さん [歌舞伎!!]

歌舞伎に馴染みがあまりない方は、名前は知っているけど、どういう立場、どういうステータスの人かは分からない…という人も多いと思います。

私自身も、今年5月に初めて歌舞伎を観た新参者なので、今はたくさんいる歌舞伎役者さんの名前と顔を覚えること、どんなお家柄の人なのか、どんな役をやってきたのか、役者さん同士の関係はどんななのか…そういったことをいろいろと情報収集をしているところです。

もっと以前から歌舞伎世界、歌舞伎役者さんたちのことを見守ってきた人や御贔屓さんとして応援されてきた方からすれば、当たり前に知っているようなことも私は知らないですし、歌舞伎役者さんたちのことを語るのはおこがましいことではありますが、実際、私の身の廻りで歌舞伎を観たことがない、でもちょっと興味がある・・・という人はたくさんいます。
そういう人たちに歌舞伎のことを語る時に、ある程度自分の中でも正しい認識をしておくべきかと。

そういうことで、私自身が考える2017年11月時点での歌舞伎役者さんたちのことを分類してみたいと思います。あらかじめお断りしておくと、好みや知名度など素人が考える要素が大きいので、実際とは違うかもしれませんが。そこはお含みおきくださいませ。
これは、私が知っている歌舞伎役者さんの中でのお話です。
それぞれの上下関係を判断する材料が私にはありませんので、ただ名前を知っているというレベルで、順不同です。
最初に誰の名前を書くべきか・・・ちなみに歌舞伎役者の人気度は、屋号の格式によっても左右されます。ただ、実力がある方なのか、人気のある方なのか、屋号とは関係ないご本人の実力や人気によっても違います。でも私はそういったことを全部わかってはいないので、あくまでも素人のレベルで、今認識していることを根拠に書いてみました。

ちなみに歌舞伎の屋号は100以上あるそうです!
それぞれの屋号の歴史や格式はいろいろと奥深い話のようですので、私が知っている知識レベルでは、市川海老蔵さんの屋号成田屋さんが、一番歌舞伎界で由緒ある家柄ということだけは知っています。

歌舞伎の世界でけっこうなお歳になられても現役で舞台に立たれている重鎮たち。
舞台でも有名で、来年1月に二代目白鸚を襲名する予定の九代目松本幸四郎(高麗屋)、

その実弟であり人間国宝の二代目中村吉右衛門(播磨屋)、

女優寺島しのぶや五代目尾上菊之助の父である七代目尾上菊五郎(音羽屋)、

扇千景さんの旦那様であり中村珠緒さんのお兄さんである四代目坂田藤十郎(山城屋)、

かつては片岡孝夫さんとして名を馳せた十五代目片岡仁左衛門(松嶋屋)、

そして、御存命ならば、
十一代目市川海老蔵のお父さん、十二代目市川團十郎(成田屋)。歌舞伎界の一番古い大名跡です。4年前に66歳という若さで早世されましたが、御存命ならば今でも歌舞伎界の大重鎮のおひとりです。

『破天荒』『粋な旦那』『革命児』という言葉が似合っていただろうと思う十七代目中村勘三郎(中村屋)。

二年前に急逝された十代目中村三津五郎(大和屋)。

世代は若干若くなりまして、現在の歌舞伎界を担っておられる花形役者さんたち。
その筆頭は、やっぱり十一代目市川海老蔵(成田屋)。いわずもがな、です。ちなみに成田屋は歌舞伎の創始から活躍している花形役者さん市川團十郎さんの家筋です。海老蔵さんも、後何年か後、たぶんオリンピックイヤーに合わせて十三代目市川團十郎を襲名するとのこと。大名跡だけでなく、彼のお芝居は本当にゾクゾク身震いするほどカッコよくてスゴイのです。

そして海老蔵さんと人気を二分しているのは、スーパー歌舞伎Ⅱワンピースでお馴染みの四代目市川猿之助(澤瀉屋)。猿之助さんのストイックな感じが、とても好きです。大河ドラマ『風林火山』の亀次郎さんの時からけっこう気になっていましたが、今年の八月歌舞伎座納涼歌舞伎で観たお福の踊り、堪らなく魅せられました。
ちなみに私自身は、彼ら二人が今の歌舞伎界を背負っているトップⅡと思っております。

続くのは、来年1月に十代目松本幸四郎を襲名する予定の七代目市川染五郎(高麗屋)。海老蔵さんと同様、いろいろな浮名を流して有名ですが、実際に舞台を観た感想としては、若い頃の染五郎さんのイメージとは全然違います。

今人気がある、ということで次にあげるとすれば、九代目市川中車(澤瀉屋)。皆様ご存知の俳優香川照之さんですね。二代目市川猿翁の実子でありながら、46歳にして初めて歌舞伎の世界に。俳優としての実績にはとても定評がある方ですが、歌舞伎役者としてはどうなのよ?と思うかもしれませんが、やはり華があるし人気もあるので、今では主役を務めることも多いです。
ちなみに私は、香川照之さんのEテレ『昆虫、だいすき!!』の大ファンです。歌舞伎に関係なく、身の回りの人たちみんなにお勧めしています。たぶん、俳優香川照之、歌舞伎役者市川中車以上に人気があるのは、『カマキリ先生』です(^^♪
EテレのHPで過去番組を視聴出来ますので、是非、是非ご覧くださいませ。

その他に一線で活躍されているのは、池井戸潤作品のお姉キャラでお馴染みの六代目片岡愛之助(松嶋屋)。藤原紀香さんの旦那様ですね~ 十三代目片岡仁左衛門のお部屋弟子として一般家庭から入門された方で、十五代目片岡仁左衛門の弟二代目片岡秀太郎の養子として、歌舞伎役者だけでなく、俳優としても注目されるようになりましたね。

忘れてならないのは、三田寛子さんの旦那様、八代目中村芝翫(しかん)(成駒屋)。昨年襲名されたばかりなので、中村橋之助さんという方が馴染みがあるかも。

すこし年齢が下がりますが、こちらの兄弟も人気があります。
十七代目中村勘三郎の遺子、六代目中村勘九郎と二代目中村七之助(中村屋)。どちらもテレビなどのメディアにも出られていて知名度ありますね。七之助さん、あまり酒癖が良くないようですが、女方としては超一流。

七代目尾上菊五郎の長男であり寺島しのぶさんの弟さん、五代目尾上菊之助(音羽屋)。女方を得意とする役者さんです。

おっと、この順番になってしまいました。昭和を代表する銀幕の大スター萬屋錦之助を叔父さんに持つ二代目中村獅童(萬屋)。今年、ガンの治療のためにしばらく舞台を休演されていましたが、現在は巡業公演、来年1月には新橋演舞場で海老蔵さんや右團次さんとの出演が決まっています。
私が歌舞伎に直接興味を持ったきっかけは、獅童さんのEテレ『中村獅童のいざ歌舞伎へ』という番組を観たこと。歌舞伎初心者にもわかりやすく歌舞伎の魅力を伝える番組で、やんちゃなイメージだった獅童さんのしっくり落ち着いた歌舞伎役者さんらしい所作や話し方を観て、興味を持ったのでした。ありがとー獅童さん!私を歌舞伎の世界に導いてくれて[ぴかぴか(新しい)]

今年1月に襲名したばかりの三代目市川右團次(高嶋屋)。それまでは澤瀉屋の市川右近さんとして活躍されていましたが、色々なご事情があってか、澤瀉屋から高嶋屋へ屋号替えされました。現在OA中の話題の池井戸潤さんのTVドラマ『陸王』の、シューズフィッター役として名演されてます。右團次さんは海老蔵さんと共演することもあって、お二人の対談を観たことがあるんですが、とても実直な方という印象です。息子さんの市川右近ちゃん、むちゃくちゃ可愛いです。

今書いた方々は、今の歌舞伎の主役を張る花形役者さんたちです。
でも、それより若い世代も目覚ましい活躍をされています。

思いつく若手の筆頭としては、やっぱりサインをもらった二代目尾上右近(音羽屋)。曾祖父が六代目尾上菊五郎、母方の祖父はなんと、鶴田浩二さん!!歌舞伎だけでなく浄瑠璃の清元節宗家として清元永寿太夫というすごい名跡を来年2月に襲名される予定。ワンピースで観た歌舞伎役者としての才能だけでなく、お唄もスゴイんですね~ 実際にお話しした感じでは、どこにでもいる普通の25歳のお兄ちゃんという感じでしたが、その控えめさとか気品とか、顔の小っちゃさとか。もう、おばさまはメロメロでございます(^^♪

ワンピースのオカマちゃんボン・クレーと麦わらの一味ゾロ、白髭海賊の一味スクアードの三役を見事に演じ分け、しかもボン・クレーでは観客の気持ちを鷲掴み。早世された十代目坂東三津五郎の長男二代目坂東巳之助(大和屋)。歌舞伎役者になることを悩んだとも聞かれますが、ボン・クレーのはじけ方を観て歌舞伎の世界に惹きこまれた人がたくさんいます。最近ご婚約されたばかりですヨ!

すいません。
ここまで書いてきて気が付きました。まだまだたくさん注目の役者さんを書きたいのですが、際限がないと。魅力的な歌舞伎役者さんたちは、今書いた他にもたくさんおられます。
これからも歌舞伎を観ていく中で、目に留まる役者さんもたくさん出てくると思います。

すごいな~と思う役者さんがたくさん出来るってことは、実は、私自身の生活にも直結する問題でして。好きな役者さんが増えるほど、観たいと思う歌舞伎の演目も増えるので、当然その分出費がかさむ訳です。
幸いなことに、今の収入を自分の趣味に使う余裕が一般家庭の人よりはある方なのですが、毎月旅行との掛け持ちは、そろそろキツイかも。
歌舞伎座は毎月新しい演目になりますし、昼の部と夜の部や三部制もあって、それぞれに1等席なら15,000円~18,000円位のチケット代になります。三部制だったら、5万円近くにも。
しかも名古屋からの新幹線代とホテル代を合わせると1ヶ月8~10万円の出費。
歌舞伎座だけでなくて新橋演舞場、その他の舞台もあるので、ヤバいです。
自分なりの選択基準を設けないと、破滅ですね・・・


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2017年吉例顔見世大歌舞伎 [歌舞伎!!]

歌舞伎のハシゴ2日目。この日は歌舞伎座で、昼の部と夜の部を観る予定。

八丁堀にあるホテルに連泊していたので、歌舞伎座までは20分ほどで移動出来るので、ゆったり朝を過ごしてから10時過ぎにホテルを出発。
東銀座駅で荷物をコインロッカーに預けてから、いざ歌舞伎座へ。

昼の部の席は8列10番という、花道に近い席。舞台の役者さんの顔も裸眼で見える席。オペラグラスを使うと、汗まで見えます。

一、鯉つかみ 
市川染五郎さんが演じる二役が本水で立ち廻りる早変わりと瞬間移動が見ものです。本水というと、本物の水の中で演じるということ。なので、客席の2列目くらいまではビニールシートが用意されています。前日のワンピースにも本水の場面がありましたが、派手に水しぶきを客席に散らしながら立ち廻るのは、本当に圧巻です。

二、奥州安達原 環宮明御殿の場
二代目中村吉右衛門さんが主人公を務めます。中村吉右衛門さんは歌舞伎界の重鎮ですが、鬼平犯科帳でテレビドラマにも出ておられたので顔は知っていましたが、歌舞伎を観たのは初めてでした。九代目松本幸四郎さんの実の弟さんなんですね。。。
舞台上で衣装を着替える場面があるのですが、オペラグラスで観ていると、吉右衛門さんも台詞をしゃべりながら着替えるのが大変そうでしたが、黒衣さんがすごく大変なのが良く分かりました。吉右衛門さんが最後に襟元のボタンを掛けるのが手間取ってしまっていたのには、やっぱりお歳なんだなぁ~と。。。
何重にも重い着物を着こんでいて、本当に体力的にも大変だろうなぁ~と思って観てました。

三、雪暮夜入谷畦道(ゆきのゆうべいりやのあぜみち) 直侍
こちらも重鎮七代目尾上菊五郎さんが主人公。菊五郎さんも吉右衛門さんとほぼ同じ年代ですが、面白くそしてカッコよく粋な悪党を演じておられました。お話の内容としては切ない恋物語といった内容で、恋人役の中村時蔵さんとの掛け合いも、観ていてこちらが恥ずかしくなるくらいにラブラブでした(^^♪

昼の部が終わったのは15:45。夜の部が始まるのは16:30。前回ハシゴした時はこの間1時間以上ありましたが、今回は舞踊がないせいかけっこう長かったです。
前回と同じようにこの間におでん弁当を食べましたが、夜の部の開場まで15分しかなかったので、幕間よりも短い時間で大急ぎで食べました。
それよりも気になったのが、午後の部の終演時間。なんと21:05!
実は品川発の新幹線、21:30を予約していたので、もう一本遅い新幹線に予約しなおしました。名古屋に着くのが24時前。。。

というよりも、昼の部の途中から眠気が襲ってきたのと、お尻が痛くなってきたので、万全な観劇態勢ではなくなってきていたのでした。でもせっかくチケットを取ったのだから、夜の部も最後まで観るぞ~と臨んだんですが。

夜の部は、
一、仮名手本忠臣蔵 五段目 六段目。
こちらも歌舞伎界の重鎮、十五代目片岡仁左衛門さんが主役。この演目は歌舞伎の中でも人気の高い有名な演目なので、一度は観てみたいと思っていたし、仁左衛門さんも人気のある役者さんなのでとても楽しみにしていました。
主人公の最期はとても切なくて、泣けてきたんですが。。。この頃には、お尻の痛さがピークでお芝居に集中出来なくなってました。

この後、二、新口村 坂田藤十郎さんが主役、三、元禄忠臣蔵 大石最後の一日 九代目松本幸四郎さん、染五郎さん、仁左衛門さんという豪華メンバーの演目が残っていましたが、リタイアしてしまいました。
新口村は50分、大石最後の一日は1時間50分ほどの長丁場。これはとてもお尻が持たないと。
しかもその後新幹線で1時間半座り続けて、自宅に着くのが午前様というのはとても耐えられそうになくて。
ということで、泣く泣く一部が終わった後に、猛ダッシュで品川に向かいました。

今回学んだのは、歌舞伎を一日見続けるのはすごく大変だということ。
東京近郊に住んでいたら、昼の部夜の部を違う日に観たり、幕見席で一演目ずつ観るということが出来るのですが。。。
次回からは、名古屋→夜の部→ホテル泊→昼の部→名古屋というスケジュールにしようと。
今回は前日のワンピースで3時間、昼の部で3時間半、夜の部で3時間半、合計10時間も座り続けることになるところだったんですが、お尻や腰が痛くなるということを全く考えていませんでした。

お尻が痛くならない方法ってあるのかなぁ~

それでも今回は、歌舞伎界の重鎮の役者さんたちの歌舞伎を初めて観ることが出来て、それぞれの方の演技に惹きこまれて、何だかお得な感じでした。



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スーパー歌舞伎Ⅱワンピース [歌舞伎!!]

11/3、課長会議で東京出張したついでに、歌舞伎を観に行ってきました。週末の会議で東京までの交通費が会社から出るタイミングで、行かない訳にはいかないでしょう~[るんるん]
しかも今回は3連休。1日で帰るのはもったいないので、2泊して新橋演舞場と歌舞伎座をハシゴしました。

1日目は新橋演舞場、スーパー歌舞伎Ⅱワンピースで~す[ぴかぴか(新しい)]
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新橋演舞場は初めて。歌舞伎座から近いんですね。

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そして、桟敷席も初めて。桟敷席の感想としては…人の頭に邪魔されず、舞台が良く見える。でもちょっと窮屈。。。
そしてもう一つマイナス面が。桟敷席は二人で一つのブースになっているので、おひとり様だとちょっと冒険です。今回は同年代の女性だったんですが、私よりも前方側の席。この方が身を乗り出して机に膝をついてのご鑑賞だったので、けっこう視界を遮られてしまいました。桟敷席でも背もたれに背中をつけないと、その後方の人の視界を遮ることになるんですね。知り合いだと注意することが出来ますが、見ず知らずの人なのでやはり言えませんでした。
一等席でも前乗りになってみている人が多くてストレス溜まりましたが、桟敷席でもそういうことがあるんだ…という発見が一つの収穫でしょうか。
ちなみに桟敷席の後ろには棚が用意されていて、予約しておけば幕間に食べるお弁当が運ばれてきます。幕間のお食事、ゆっくり出来ないのでいつも取らないですが、連れの人がいる時に桟敷席でお弁当を食べるのも乙な感じでいいですよね。

チケットを予約した時は、四代目市川猿之助さんが主役のルフィと女帝ハンコックを務める予定でしたが、10月9日に大怪我をされてしまいました。。。
10月30日のカーテンコールで、猿之助さんがサプライズ登場されたとのことで、ほっと一安心。出来ればこの11月の公演中に復帰したいとおっしゃっているようですが。。。
猿之助さん、1月の壽初春大歌舞伎や二月大歌舞伎にも出られる予定なので観に行くつもりですが、無理はしないでほしいですね。。
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猿之助さん直筆のメッセージです。

猿之助さんの代役は尾上右近さん。もともと若手育成のためのマチネ公演として右近さんがルフィとハンコックの二役をしていたのですが、本公演もすべて右近さんが務めることに。
まったくゼロからの代役ではないにしろ、猿之助さんを観たいと思ってチケットを買ったお客さんをどれだけ満足させられるか。これはものすごい重圧だと。

今回のワンピースは再演なんですが、これまでに猿之助さんルフィとハンコックを観たことがない私は、比較することなく右近さんルフィとハンコックに会うことが出来ました。
右近さんルフィとハンコック、とにかく良かった。25歳の右近さん、元気で若々しくて、カワイイ[ぴかぴか(新しい)] もちろん歌舞伎役者としての実力は評判通り。

右近さんだけでなく、他の役者さんたちもスゴイ。役者さんたちのことは後で書くとして、その前に『スーパー歌舞伎Ⅱワンピース』の全体的な感想としては。。。

通常の歌舞伎とは違って舞台演劇の要素もあるのですが、立ち廻りや所作などいろいろな所に歌舞伎の様式美を感じられる演出になっていて、すごくカッコ良いのです。
歌舞伎の様式美を楽しむことが出来るだけでなく、プラスα、驚きと楽しさが加わっています。
本水での立ち廻りや宙乗りはもともと歌舞伎の演出にもありますが、照明、音楽、舞台装置など演劇の舞台効果を取り入れているので、スケール感が圧倒的です。
歌舞伎と舞台演劇の良い所取りといった感じで、とても贅沢。

それと衣装もスゴイです。
歌舞伎の面白さの一つに衣装の豪華絢爛さがあります。客席の後ろからも見栄えするように、細部まで作り込まれた上にデフォルメされています。
このワンピースの原作は漫画アニメなので、もともとデフォルメされた容姿のキャラクターが勢ぞろい。漫画の原作ものの実写化って、映像にしろ舞台にしろ、原作に忠実に造りこむのはとても難しいことです。漫画のイメージが強ければ強いほど、実写化すると批判が多いというのもギャップが大きいからなんでしょうね。
でも、このスーパー歌舞伎Ⅱワンピースのキャラクターたち、見事に原作漫画通りにデフォルメされているんです。ほんとにこれがスゴイ。
歌舞伎の技術が活かされて、かつら、メイク、衣装、小道具・・・どれも見事です。

って、熱く語っていますが、実は私、これまで一度もワンピースの原作漫画を観たことがありません。主人公がルフィっていう名前だということも、まったく知りませんでした~(^^ゞ
しかも今回は観るための予習も全くしていかなかったのですが、知らなくてもほんとに楽しめました。

各キャラクターの面白さは、衣装だけでなくて役者さんたちの力量によっても際立たされています。しかも一人二役、三役をこなしているんです!
一つの歌舞伎の演目で一人何役もすることはよくあることで、早変わりや瞬間移動も見どころの一つ。ミュージカルや舞台演劇でも一人で何役もすることがありますが、何役も兼ねることで出来る舞台効果が一番スゴイのは、やっぱり歌舞伎ではないでしょうか。
右近さんのルフィとハンコックの早変わりも目を見張るものでしたが、違う場面に出てくる強烈なキャラクターの役者さんが、こっちのシーンでは全く別人になっていて、同じ役者さんが演じているなんて信じられないとか。それだけ一つ一つのキャラクターが半端なく演じられているということで、そういう面白さもあります。

歌舞伎役者さん、主役クラスの方は当然舞台の上でも注目を浴びるので、どんな役になっても顔と名前が一致するんですが、その他の方は何役も出ておられても、御贔屓にしていなければよく分からないものです。
でも今回のワンピースでは、それぞれの場面でそれぞれが強烈なキャラクターなので、主役でなくても注目されるのです。名前だけは知っているという役者でも、このキャラクターを演じているのは誰??と、筋書の配役と写真を見比べて、私の頭の中の歌舞伎役者図鑑にインプット。今回、新たにファンになった役者さんがたくさん出来ました。

終演後、帰り際に何やら人が集まっている所を通りかかりました。。。どうも楽屋出口のところで、出待ちをしている人たちのようでした。20人近くいたかな。
出待ちって、あまり好ましくないのは分かっているんですが、ここにいると好きな役者さんに生で会えるかもしれない、サインもらえるかもしれない、話が出来るかもしれない・・・という誘惑にはなかなか逆らえないものがあります。
猿之助さんに会えるかも・・・!と思ったら、すぐには立ち去れず、留まってしまいました。

カーテンコールが終わってすぐでしたが、早々に市川右團次さんが息子さんの市川右近ちゃんを連れて出て来られました。まだ小さな右近ちゃんがいるので、立ち止まらずにすぐに車を拾われてましたが、右團次さんは好きな役者さんなので素の右團次さんを観ることが出来てうれしかったです。右近ちゃん、車の窓を開けてみんなに手を振ってくれましたヨ~ 立派に可愛く元気よく、トニートニーチョッパーを務めていましたね~  

楽屋口からは、その後もたくさん出て来られたんですが、大体一人か二人くらいで出て来られました。たくさんの役者さんもいるし、長唄三味線、竹本連中のみなさんやスタッフさんたちもいるし、誰が誰だかよく分かっていないんですが、やはり名前の通った役者さんが出てくると出待ちしている人たちがソワソワしだします。そういった役者さんたちは、嫌な顔をしないでサインしてくれたり写真を撮ってくれたり。みんなも取り囲むのではなくて、騒がずに1列に並んで待っているんですよね。写真を撮るのもちゃんと役者さんに断ってから。
出待ちは良くないというのが分かったうえで、みんな静かに控えめにってかんじでした。

そんな中、そろそろ帰ろうかな~と思っていたところに、尾上右近さんが~[ぴかぴか(新しい)] そこにいるほとんどの人たちが筋書にサインをもらうべく、並んでいました。さすがに私も!! って思ったら、サインペン持ってない。。。カバンの中を探すとボールペンが1本。無謀にも、右近さんにボールペンでサインしてもらいました[exclamation] 『ボールペンですいません』『いいですよ。ここでいいですか?』『名古屋も大阪も観に行きます!がんばってください』『ありがとうございます』 たったこれだけですが、会話した~!
他の人は写真を一緒に撮ってもらったり、握手したりしている人もいたんですが、とても私にはそれ以上の勇気がなく。。。
帽子を目深に被って、黒メガネとマスクといういわゆる芸能人の変装スタイルでしたが、みんなの前ではマスクは外してくれましたヨ。顔が小っちゃくて。身長も170センチということで、舞台やテレビでは背の高い方だと思ってましたが、それほど大きくないんですね。。。
とても控えめな感じで、みんなにありがとうございますと声を掛けてくれていて、とても好印象でした。一気に、ファンになっちゃいました~

猿之助さんには会えませんでしたが、禁断の出待ちは今回限りにしようと思いました。役者として過ごしておられる時間以外、つまりプライベートな時の役者さんと接触すると、『好きな役者さん』という気持ち以上の感情を持ってしまいそうになるのではないかと。それほどにすべてがカッコ良いのですが、そこは境界線が必要だと思うのでした。
歌舞伎役者さんのカッコよさは、歌舞伎の舞台で感じる!!

4月には大阪、5月には名古屋御園座のこけら落とし公演でワンピースが再演されるので、こちらにも足を運びたいと思っています。






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課長会議、定例になりました [おしごとのこと]

会社の提案制度で私が提案した課長会議、今回第2回目が東京の本社で行われました。

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こんなにきれいな富士山、めちゃくちゃ久しぶり~[ぴかぴか(新しい)] 今年東京方面に行ったのは8回目ですが、最初の1月にとびきり美しい富士山を見たのを最後に、ずっとその雄姿にお会いしていませんでした~
今回は出張なので愛用のミラーレス一眼を持って行かなかったので、あんまりきれいに撮れてませんが。冠雪のない富士山全景が見られるのはすごいことかも。

さて話は課長会議の話。
これまで、全店の店部長が集まる会議は四半期毎に行われていますが、店部長の次のラインである課長の会議は一度もありませんでした。
店部長会議ではその期の会社の経営計画や営業施策などの周知が行われ、後日店部長はその内容を店部メンバー全員にフィードバックしているんですが、とにかくそのボリュームが半端なく多いんです。
一口に経営計画や営業施策といっても、もちろん全体の業績計画だけでなく、その数字を達成するための各部門の施策がある訳で。直接的に売り上げに関わる営業施策だけでなく、その営業力をアップさせるための間接的部門の施策、長期的な目線からみた人材育成に関する施策、色々なリスクに備えるための施策・・・まあとにかく色々ある訳です。
それらをすべて店部長1人が理解して、部下たちに伝える・・・というのはとても重いなぁ~、無理があるなぁ~と思っていました。

もちろん会議の資料はすべての社員に呈示されるので、内容を読めば会社が何をしたいか、自分たちは何を求められているのかは分かるんですが、これだけ綿密に練られた計画に向かって実際に全従業員が動いていくためには、引率する側の人が少ないと感じていました。
大きなお店だと一人の店部長の部下は30人ほど。30人全員にちゃんと周知させるのは、実はかなり大変なことです。その下のラインである課長はだいたい10人前後の部下。10人なら、なんとか一人一人に目が届くギリギリの人数です。
なので、全ての従業員に経営計画や営業施策を理解させ、それを実践していくためには、課長も店部長と同じレベルの理解度や意識を持って、店部長と一緒に部下たちを引率していくことが必要なのではと思うのです。
そのためには、課長だけを集めて、会社側から直接周知する場があった方が良いと。
わざわざ課長だけを招集するということは、特別感、使命感を醸成することにも繋がります。

もう一つ。本部各部署、営業店同士、やはり縦割りで、全店部署を横断して連携する体制が弱いなと。店部長会議では、会議の後の懇親会などで、普段顔を合わせない者同士でもコミュニケーションをとることが出来るチャンスがありますが、課長同士の横のつながりは、ほとんどといっていいほどなく、情報交換する場がなかったのでした。
課長クラスになると、本部各部署とのやり取りも多くなるし、他の営業店部がやっていることを参考にするということも必要になってきますが、何しろ顔も知らない、しゃべったこともないという仲では、円滑なコミュニケーションは取れません。
たまに実際に顔を見て、話をする機会があれば、何かあった時に情報交換や相談しやすいのではないかと。しかも課長同士だけでなく、社長や役員、本部各部の部長との接点もあれば、なお良し。
それには、定期的な『飲み会』が必要だ!! 

こういう理由から、課長会議を提案したのでした。

今年の2月に提案して、即採用されて、5月に1回目、今回2回目の会議が行われました。
初回会議の後の懇親会では、社長や役員たちも参加される中、提案者の私が締めの挨拶をすることになったのでした。
『こういう飲みの場があればいいな~と思って、提案しました』と受け狙いで言うと、私がお酒に強いことを知っている社長や役員たち・・・というか、私のことを知っているい人全員が、大うけでした(^^ゞ

会議は半日、前半は店部長会議と同じように会社経営計画や営業施策の周知、後半は同じ職種の課長グループに分かれてのディスカッション。ディスカッションのテーマは、『部下の育成について工夫していること、悩んでいること』。各お店の規模やメンバー構成も違うので悩みもそれぞれですが、共通することもたくさんあって、けっこう参考になりました。

地方店部からだとほぼ1日がかりになるので、実務的に一番最前線にいる課長が不在となるのはけっこう店部にとっては大変です。前回は初めてのことで、ディスカッションも盛り上がらず、『忙しいのに、なんで会議なんて出ないといけないんだ』と思った人もいたようです。
でも、今回のディスカッションは意見が活発に出て、なかなか有意義だったのではないかと思いました。
以前私の部下だった男性が忙しい首都圏店舗で課長になっていますが、『もう、ももん課長が変なことを提案したばっかりに。こんなことやっている暇がないくらいに忙しいんですよ~』と憎まれ口叩いてましたが。懇親会のあと、彼を含む数名、名古屋や大阪で一緒に仕事をしたメンバーで飲みに行って、午前様に近い時間まで課長トーク炸裂しました。
やっぱり、みんな言いたいこと溜まってるんだなぁ~と。それぞれ同じお店のメンバーで行く時は部下も上司もいるので、ある程度発言に制約が掛かるけど、課長という同じ立場だけで話すと、もう言いたい放題(^^ゞ 話が止まりませんでした~
やっぱり、飲みの場は必要だったと再認識したのでした。

それと。新任課長や課長歴長い人それぞれいますが、みんな真剣に自分の役割を認識して、会社のことや部下のことを考えているなぁ~ということが分かりました。
良い意味で、刺激になりました。
・・・と、参加したメンバーが思ってくれたら、提案した甲斐がありますね~

ちなみに今回は、課長よりも上の役職者が課長を兼任している人はメンバーに入っていませんでした。たとえば、うちの支店の例の副支店長とか。。。これは何を意味するかというと、店部長と同列の人たちだから既にそのレベルあるはずなので、あらためて周知する必要はないということかと。
まあ、実際には『なぜこんなにレベルの低い人が、店部長と同じお給料なの??』と思う人も多いんですが。
その話をしだすと止まれませんので、このへんで。


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