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大阪松竹座十月大歌舞伎2018年 [歌舞伎!!]

10月13日と14日、お泊りで大阪松竹座へ行ってきました。今回は、実家の幼馴染二人を誘っての観劇。二人とも今回が初めての歌舞伎。楽しんでくれるといいんだけど[るんるん]

梅田でのヴァイオリンレッスンの後、なんばへ。友達との待ち合わせまで時間があったので、6年半前まで働いていた職場のあるビルまで行ってみました。
よく考えると、大阪松竹座からは歩いて1、2分位のところに毎日通ってたのでした。当時はまったく歌舞伎に興味がなかったので無縁の場所でしたが、こんな近くにあったなんて。。。とちょっと感慨深いものが。

そういえば名古屋に転勤してから、なんばへは一度も来たことがなかったかも。なので、道頓堀の人の多さにびっくりでした。というより、ここはどこの国[exclamation&question]ってなかんじで、インバウンドMAXですね~

大阪松竹座、今回私も初めてで劇場内の勝手が分からず、クロークにヴァイオリンを預けたり、二人の分のイヤホンガイドを借りたり、売店でお弁当を買ったり…開演までの30分が慌ただしく過ぎました。
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なので、最初は気付かなかったけど、2日目の公演が終わった後にやっと気付きました。歌舞伎十八番『暫』の鎌倉権五郎[ひらめき] 1階玄関を入った真正面にいましたヨ
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今回は、市川右之助改め二代目市川齊入と市川右近改め三代目市川右團次の襲名披露公演です。お二人とも大阪出身なので、地元での襲名披露公演が出来ること、ほんとうに感慨深いとおっしゃってます。

市川齊入丈は、十二代目市川團十郎丈の元で長年修行をされていたので、海老さまが小さい頃からよく知っておられる方。そして市川右團次丈が澤瀉屋から高嶋屋の屋号を名乗り、上方ゆかりの名跡である市川右團次を襲名することを勧めて取り持ったのが、海老さまだそうです。
なので、二人の襲名は海老さまにとっても関わりが深いことから、今回の襲名披露公演にも出演しています。
そして右團次丈が長年市川猿翁丈の弟子として修行をしてきた縁で、四代目市川猿之助丈率いる澤瀉屋一門も、この公演に華を添えています。

ということは、現在の歌舞伎界の二大スターが大阪で同時に観られる。。。これはもの凄くレアな出来事なのです[ひらめき]
実は歌舞伎座でも二人が同じ公演に出ることは滅多にありません。前回二人が同じ演目に出ていたのが、今年二月の高麗屋三代同時襲名披露の『壽三代歌舞伎賑 木挽町芝居前』。これは襲名披露祝いの演目なので、他の幹部俳優たちもたくさん出ている中での顔揃え的な共演。
なので、本当にこの機会を逃すと、次にいつまた同じ舞台で観られるかわかりません[exclamation×2]

今回の演目のラインナップ。
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1日目、夜の部は通し狂言『雙生隅田川(ふたごすみだがわ)』。
市川右團次丈と息子さんの市川右近ちゃん、そしてなんと市川猿之助丈三人が宙乗り相勤め申し候~[ぴかぴか(新しい)]
この演目は澤瀉屋のお家芸で、三代目市川猿之助丈の跡を継いで右團次丈が昨年1月新橋演舞場での襲名披露公演で主役を演じた演目。近松門左衛門作の名作です。
双子の子供に襲い掛かる悲劇を中心に、我が子を失って物狂いとなった母親、主君の子供の命を奪ってしまい、ぶっかえって天狗になった人買いの男の悲哀が見どころ。

かといって、悲しいだけの物語ではないのが歌舞伎の面白さ。最後には離れ離れになった親子の対面が叶ったり、失われた宝を取り戻して、ハッピーエンドになります。
そのハッピーエンドに繋がるのが『鯉つかみ』。本水での大立ち回り、これが本当に面白かった~[わーい(嬉しい顔)] いやぁ~、ほんと、その面白さ、言葉では言い表せません。。。

夜の部が終わって、日本橋のホテルへ向かう途中、大阪には滅多に来ないという二人のために、せっかくなので戎橋には行っときましょう~ということで。
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その後、ちょっと飲めるお店を探しつつ道頓堀筋を東に向かいましたが…夜も9時過ぎというのに大混雑。しかもほとんど外国人。。。凄すぎる[あせあせ(飛び散る汗)] ほんとにここは日本??
メイン通りのお店は人がいっぱいで入れず、脇の通りで見つけた居酒屋さんで、しばしおしゃべりタイムを楽しみました。
二人とも主婦で、こんなに夜遅く繁華街で飲むことも滅多になく、しかもその日のお宿の近くだったので、時間を気にすることなく飲めることに、とても開放感があるようでした。たまには、イイよね~って。

さて、2日目、昼の部の最初の演目は『華果西遊記(かかさいゆうき)』。こちらも雙生隅田川(ふたごすみだがわ)と同じく三代猿之助四十八撰の内の演目で、右團次丈が何度も演じているお家芸です。
この演目でも、右團次丈と右近ちゃん、飛びます[るんるん] 
このお話は西遊記の蜘蛛の妖怪と闘うお話。どこともなくたどり着いた三蔵法師たちを待っているは、美しい姉妹の姫君たち。ところがこの姉妹は実は・・・蜘蛛の妖怪[あせあせ(飛び散る汗)] 
姉蜘蛛を勤めたのが市川笑三郎丈、妹蜘蛛が大谷廣松丈。右團次丈と右近ちゃんの演技もさることながら、一番面白くてワクワクさせてもらったのがこのお二人。
笑三郎丈は、ワンピースやNARUTOでも書きましたが、女方が多いですが立役も素晴らしい俳優さん。廣松丈は、私のイメージでは女方専門の俳優さんと思っていたんですが、今回の公演では見事に立役も勤められています。
物語の始めは完璧に美しくて妖艶な女方なのに、妖怪であることがバレてからはめちゃくちゃ恐ろしい声で凄む悪者になるので、そのギャップが凄すぎて面白い[るんるん] とても同じ人が演じているとは思えないので、本当にワクワクしました。
歌舞伎の面白さは、花形スターさんだけでなく、すべての俳優さんたちの力量の凄さに圧倒される、というところにもあるんですよね~

二つ目は、襲名披露口上。
襲名披露口上というのは、歌舞伎俳優さんたちにとっては一生のうちに1回か2回くらいしか経験出来ない、ほんとうに貴重なもの。新名跡を継いだ決意と支えてくれるファンや関係者への感謝の気持ちが、本当に伝わってくる口上です。その瞬間に立ち会えることの喜びが、お客さんたちにも感じられて、とても温かな拍手や大向うが掛かります。
一方で、お祝いを述べる幹部俳優さんたちの口上も、とても楽しくて温かい言葉が並びます。
普段の演目では歌舞伎俳優さんたちの素の姿を観ることは少ないですが(自分ネタのアドリブで楽しませてくれる俳優さんたちもいますが(^-^))、口上は歌舞伎俳優さんたちの素の姿を観ることが出来る数少ない場でもあるのです。歌舞伎ファンにとっては、本当に興奮する一幕ですよね。
なので、「口上なんて、単なる挨拶じゃないの? つまんなそう~」って思っている方、騙されたと思ってご覧になっていただければと。
しかも今回はなんと[exclamation×2] 海老さまと猿之助丈が同じ舞台に同時に居並ぶ[ぴかぴか(新しい)] 
海老さまを始め、他の幹部俳優さんたちはみんな、二人に向けて温かく楽しいエピソードを披露してお客さんたちを大いに笑わせていましたが、猿之助丈だけはめちゃくちゃ本気のきりっとした挨拶で、『やぁ~、性格出てるなぁ~[わーい(嬉しい顔)]』と思ったのでした。

口上のあとの幕間、私は急いで大阪松竹座お隣のはり重さんへ。友達二人はその間に売店でお土産探し。
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開演前に注文しておいたビーフサンドイッチです。二人は松竹座界隈の美味しいお店を事前に予習してきたようで。『はり重~[るんるん][るんるん] せっかくだから食べてみたいよね~ でも終わった後にも今井のうどんとたこやき食べたいし。。。』ということで、サンドイッチ一つだけ買って、三人でシェアすることにしました。
お値段の割には、かなり少量でしたが、美味しさはバツグン[るんるん] 普通のカツサンドとは全く違う美味しさでした。

三つ目の演目は『神明恵和合取組(かみのめぐみわごうのとりくみ)め組の喧嘩』
海老さま勤めるめ組の頭辰五郎が率いる鳶達と、右團次丈が勤める四ツ車が率いる力士たちの喧嘩を中心とした世話物。
江戸時代、鳶という職業は粋でいなせ、江戸っ子の象徴のような存在でした。一方で、力士も人気の職業でしたが、強い力士たちは侍たちからもちやほやされて、鳶という職業を見下すかのような言動も・・・
最初は喧嘩の仲裁に入った辰五郎でしたが、力士たちにバカにされて悔しい思いをします。闇討ちをしようとしますが失敗に終わり、そのあとはもう仕返しを諦めたような振舞い...
辰五郎の妻お仲や周りの鳶連中からも『このまま引き下がるのか[exclamation]』と言われても、辰五郎は動きません。
が、相撲の場所がそろそろ終わるかという頃、辰五郎はお仲に離縁状を渡して、まだ小さな倅の又八を連れて別れてくれと。その理由が、死を覚悟で四ツ車たちに仕返しをするつもりだったことを知ったお仲は、涙を呑んで辰五郎を送り出す・・・
そして鳶たちと力士たちの壮絶な喧嘩が始まります。この喧嘩がめちゃくちゃ面白い[ひらめき] 面白いなんて言ったら、決死の覚悟で挑んだ辰五郎に失礼ですが(^^; 大人数の威勢の良い鳶たちが一斉に掛け声を掛けると、ほんとに迫力があります。大立ち廻りも見どころ満載。

世話物狂言は、江戸時代の庶民の暮らしぶりや風俗が細かく再現されているので、江戸文化に興味がある人にとっては、とてもワクワクさせられる演目ですよね。
TVドラマの時代劇での映像ではどうしても人物中心のカメラワークになるので、例えば家の中にある小道具などはあまり目に留まりません。でも歌舞伎の舞台では、人物以外の大道具や小道具、着物などなどを自由にじっくりと観ることが出来るんですね。

ところで、海老さまの出番の前に、鳶の藤松を勤める市川九團次丈が登場します。。。実は九團次丈、とっても海老さまによく似ておられる・・・前日夜の部でも悪者の勘解由兵衛景逸役で九團次丈が海老さまより先に登場するんですが、こちらもそっくり。後ろの席の方が『あれが、海老蔵よ』と言っているのが聞こえたほど(^^;
素顔はぜんぜん似ていないのに…不思議[るんるん]

そして最後の演目は『玉屋清吉(たまやせいきち)團十郎花火』。
海老さま主役の新作歌舞伎舞踊で、初演の作品。海老さまの舞踊はあまり観る機会がないので、とても楽しみでした。
自主公演などで次々と新しい歌舞伎のスタイルに挑戦し続けている海老さまらしく、この演目も単なる舞踊だけではなく、映像を駆使しての目新しさ満載の演目でした。
最後はドバァっと。とっても華々しいフィナーレでしたよん[るんるん]

今回は夜の部、昼の部ともにあっという間に終わったって感じ。それほど一つ一つの演目が面白くて、楽しかったってことですね~
友達二人も『ほんとに面白かったぁ~ 誘ってくれてありがとう[exclamation×2]』と、大喜びでした。歌舞伎鑑賞はやっぱりお金が掛かることなので、そうそう気軽に誘えないなぁ~と思っていましたが、二人とも家族のことで色々と大変なことがあるようなので、『年に一度くらいは、歌舞伎を観に行きたい!!ストレス発散出来たわぁ~[わーい(嬉しい顔)]』と言ってくれたので、第二弾があるかも。。。今度は彼女たちが行きやすい南座かな??

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大阪松竹座近く、今井の鴨なんばうどん[ぴかぴか(新しい)] めちゃくちゃ美味しかった[exclamation×2] たぶん今まで生きてきて食べたうどんの中で、一番美味しかったかも。やっぱり関西風のお出汁のうどんが、一番美味しいわあ~

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